日本人の学習者の中には いつでも日本語の「~の」を英語に訳すとき、”of” を使う人が多いが、「~の」を “of” と考えるのは間違いだ。 むしろ、なんでもかんでも「~の」を “of” とすると、とても不自然な英語に聞こえる。 日本語で「~の」という時、いったいその「~の」はどういう意味なのか考えて使う必要がある。 ”of” を何回も使うと英語らしくない、ぎこちない文章になるので、出来るだけ “of” を避けた聞こえのよい英語を話すことを心がけよう。
*場合によっては、「~の」は “of” ではなく “in, at, for, with” であったり、また前置詞を使わない方が英語らしく聞こえる。
例文
- 1.私の息子は、東京の大学に行っている。
- My son goes to university of Tokyo.
University of Tokyo とは東京大学のこと。 東京に所在する大学とは、 a university in Tokyo となる。 - 2.私の学校の校長先生は 山田先生だ。
- The Principal of our school is Mr. Yamada.
The Principal at our school…または、Our school principal…とする。 - 3.この学校の生徒は礼儀正しい。
- Students of this school are very polite.
Students at this school … とする。 - 4.こちらで、咳の薬が買える。
- You can buy medicine of your cough.
medicine for your cough とする。 - 5.子供の扱いがうまい。
- I have a way of children.
a way with children とする。 - 6.その国の負債はGDPの80%を占めている。
- The debt of the nation accounts for 80 percent of GDP.
The nation’s debt のほうが英語らしい。 - 7.その委員会のメンバーは、そのプランに同意した。
- The members of the committee have agreed to the plan.
“the committee members” のほうが英語らしい。