“doubt” も “suspect” も日本語では 最初に思い浮かぶ意味が「疑う」かもしれませんが、使い方に違いがありますので、気をつけましょう。
“doubt”が確信やはっきりとした証拠がないために、「~ではない」と疑うのに対し、”suspect”は疑いを持たせるような点があるために、「~であるらしい」という疑いを持つことを意味します。 では その違いを実際の会話の中で見てみましょう。
doubt
- A: I think Jack is cheating on his wife.
- ジャックは 奥さんに内緒で浮気してると思うわ。
- B: I doubt that. He is not that type of person. You are just imagining things.
- そんなこと 疑わしいわね。 彼はそんな人じゃないもの。 あなたの想像でしょ。
suspect
- A: I’m afraid Jack is cheating on his wife.
- ジャックは 奥さんに内緒で浮気してると思うわ。
- B: You know, I’ve always suspected that. I just don’t trust him.
- まあ、私もそんなことじゃないかって 疑ってたのよ。 彼って信用できないもの 。
下記に 名詞として使った場合のよく使われる熟語を紹介しておきますので、
皆さんも使ってみてください。
例文
beyond doubt = without doubt: 疑いもなく、明らかに、きっと
- It was without doubt the best solution.
- それは確かに最善の解決だった。
no doubt: 疑いなく、確かに(確信の度合いが、上記と比べ少し低い)
- No doubt he will succeed.
- きっと彼は成功するだろう。
- He’s no doubt right, but we must check.
- 彼はなるほど正しいが、しかし調べなくてはだめだ。
in doubt: ~を疑って、迷って
- I’m in doubt what to do.
- どうしていいか迷っている。
- The outcome is in doubt.
- 結果はまだ疑問だ。
give +人+the benefit of the doubt: 疑わしい点を(相手に)有利に解釈してやる
- We haven’t found enough evidence, so we should give him the benefit of the doubt.
- 十分な証拠が見つかってないので、彼に有利に解釈してやるべきだ。
on (the) suspicion (of…): ・・・容疑で
- He was arrested on suspicion of fraud.
- 彼は詐欺の容疑で逮捕された。
put+人+under suspicion: 人に疑いをかける
- The police put the boy under suspicion.
- 警察はその少年に疑いをかけた。