今年8月28日から8月30日まで、イギリス イングランド地方 エディンバラ市のヘリオット・ワット大学で開催された国際会議での論文発表に際して、ニック先生をはじめ、大変お世話になりました。
約30年間、屋内配管用のステンレス製継手の開発、販売に関わる中で、多くの技術者、研究者の方々にお世話に成っていますが、今年の4月、津山出身の明治大学の先生より、CIB(INTERNATIONAL COUNCIL FOR RESEARCH AND INNOVATION IN BUILDING AND CONSTRUCTION)(建築研究国際協議会)の給水・排水研究委員会(W062)での論文発表を勧められたことから、悩みが始まりました。
CIBW062は私が仕事で携わる、給水・排水についての国際的な委員会としては、世界で唯一のグループであり、毎年、国際シンポジウムを開催し、各国から研究成果を発表しているとのことでした。
当然、論文、研究発表と、それに続く質疑応答は英語での対応が義務付けられており、作戦を考えました。
まずは、短い期間であっても、英語に少しでも慣れることが重要と考え、ネットで拝見した、高山先生に電話をさせて頂き、訪問させて頂きました。高山先生に面会し、ビジネス英会話のプライベートレッスンをお願いすることとし、国際シンポジウムの準備へのご協力もお願いしました。
4月から、論文概要(Abstract)の審査を経て、論文を提出、発表用パワーポイント資料を作成し、発表原稿を作成しました。その間、前出の明治大学の先生始め、専門の研究者の方々との繋がりを活用し、英文の作成と内容の確認を行いました。
最終の発表原稿の作成に7月半ばまで掛かりましたが、発表に向けて、ニック先生の、発表模擬練習を含むご指導を頂き、さらに、ニック先生に吹き込んで頂いた録音データを、出張中でも繰り返し練習する事が出来ました。
試しに、非常に英語にご堪能な、元広島大学の先生を訪問し、発表を聞いて頂き、専門用語を含めて、充分発表に耐えうる英語とのお言葉を頂き、安心しました。
発表当日は、29日朝一番でのグループでしたが、自分が思う以上に落ち着いて発表できたと感じています。
同行された明治大学の先生からは、非常に良かったとのお言葉を頂き、高山先生に相談させて頂き良かったと思うばかりです。
国際会議に初めて出席したわけですが、50名の発表中、16名が日本からの発表で、給水・排水分野では日本の技術力が圧倒的に高いことを実感しました。しかし、一方で、英語力では、他国と比較して、見劣りすることを感じざるを得ませんでした。
改めて、英語が国際語であることを認識させられ、少しでも英語を身につける努力を続ける決心をした経験でした。改めまして、大変お世話になりました。ありがとう御座いました。
常藤和治
オーエヌ工業株式会社