長い冬もやっと終わりをつげ 暖かい春の到来だ。 穏かな陽射しの下、なんだか心までうきうきする季節だ。 春といえば 始まりの時、皆さんもお仕事、学業、スポーツ、もちろん大好きな英語学習においても 新規蒔き直しをして取り組もうと思っておられる方も多いであろう。 私自身、日一日を大切に生き、自己の向上に精進し、また 英語指導においては 私のこのエネルギーが生徒さんに良い意味で刺激となるよう、情熱をもって指導に当たるとの思いを新たにしているこの頃である。
さて英語の学習において は、「インプットなくしてアウトプットなし」という事をここで再確認していただきたい。 すなわち英語を駆使する能力(アウトプット)は 英語学習に時間をかけること(インプット)なしでは決して習得できるものではないという事だ。いくらやっても英語が上手くならないという方は このインプットの面で 英語と関わる時間が少ない訳でなんとか生活の中で英語が占める割合を増やすしかないのである。当校で会話の練習をしたり、メールを英語で書いてみたりする のが皆さんにとって貴重なアウトプットの機会であるなら、家庭ではその方のレベルに応じてのインプットに勤しむ必要があり、ラジオで英会話の番組を聞く、 新聞等を読む、英語で映画を観る、英語でニュースを聴く等とその手段には事欠かない。中でも 衛生放送で流れてくる 海外からの英語のニュースは素晴らしい学習手段であり、中級レベルの方であれば、約半分以上は内容が把握できると思う。そして毎日聞いているうちに理解度 が増してゆく事に必ず気づかれるであろう。
英語のニュースでは特定の時事英語が飛び交うのでまず日本語の新聞に目を通しニュースを事前に知っておくと、この日本語は英語ではこの様に表現されるのか と分かり 理解度も増すはずだ。時事英語をある程度知っておくことは 世の中の事柄に対してご自分の意見を述べる際にも 必要とされるのである。普通の映画で使われている日常的な英語さえ難しいのにニュースの英語なんてとお考えの方も多いと思うが、反対に ニュースの英語というのは一般の方に向けて分かり易く正しい英語をはっきりと話てくれているので 理解し易いのである。 映画の中では色々と個人の訛りや癖があったり、話手によっては文法なんてめちゃくちゃであったり、また内容によっては非常に分かり難いものもあることか ら、ネイティヴスピーカーだとて 常に100%理解できるわけではない。 勿論映画から文化的要素を学んだり、口語的な表現を学ぶというという点では大変効果的であるが、英語学習者は まず 良い英語を聞くことが大切である。その点でニュースからは良い英語を耳にでき 語彙が学べ、かつ 情報を入手できるので 一挙両得である。日本のニュースはまだまだ記事をスタジオで読んでいるという感じなのに対し、私が現在聴いているBBC(イギリス)とCNN(アメリカ) はレポーターが現地から生の声を映像と共にライブでお茶の間に届けてくれ その時々の情報が手に取る様に伝わり私にとっては今では欠く事の出来ない情報源である。 また 同じニュースでもBBCとCNNの報道の違いなどにも注目するのも興味深い。インプットの手段として英語のニュースを皆さんも 是非 生活の中に組み込んでみよう。