平成15年を終えるにあたり

2003年 12月 01日
作者: 代表 高山和子

今年もあと数日を余すところとなり、慌しく毎日が過ぎていっているこの頃だ。 世界でもっとも悪名を轟かせていたフセイン元大統領が拘束されるとい う突然 のニュースに 世界が浮かれたのも束の間。 それによるテロの激化も懸念されるなかの自衛隊派遣に日本中が揺れ動いている。 この様に世界が刻一刻と変化 している今日、英語を駆使できる便利さを痛感した一年であった。 私は海外ニュース源としては好んで、BBCを聞いたり タイム誌を読んだりしているが、 日本語だけのニュースでは到底入手できないであろう膨大な量のニュースや現地からの生の映像がお茶の間に届けられる。 これらの情報源は 海外に行く機会 のない私にとっては 世界を手元に届けてくれ、もはや欠く事のできないものである。 日々の忙しさにかまけて ともすると自己の世界だけに浸りがちな時、 これらの海外からのニュースは私の目を世界へと向けてくれ、物事を多角的な視野で捉えるのを助けてくれる。 そして 世界中で飢餓、貧困、戦争、差別、虐 待などで苦しんでいる人々の生の声を聞くにつれ、この国に生まれ、飢えることなくまた 少なくとも生命の危険を感じることなく日々を過ごす事ができるとい う事に感謝の念を抱くのである。 また私は読書が好きなので、本年度のノーベル文学賞に輝いたCoetzee氏の作品をいち早く原文で鑑賞できたのも英語 という媒体があったからである。 私にとって英語は新たな人生を与えてくれたといっても過言ではない。 皆さんの周りを見渡してみても 英語はニュースに 新聞に氾濫しているはずだ。 身近な興味の対象でいいから、読めるように 話せるようにまた聞けるようにしていこう。 そうして英語を通じて世界を広めて ゆくことは 人生を有意義にすることにつながると思う。

さて 今年は講師が替わったこともありスクールにとっても大変慌しい一年であったが、皆様の ご理解のお陰で、講師間の引継ぎもスムーズに行きアナ先生はこちらでの生活にも慣れ、毎日頑張って指導に当たってくれている。 この職種では海外からの講 師が比較的 1、2年という短期の契約で働くケースが多い中、ニック先生は当校に勤務し この年末で10年目を迎える。 益々 指導にも磨きがかかり、よ りよい英語指導のために尽力を惜しまないでくれている。 個人の小さいスクールだけど、ここにくれば英語が上達できるよと皆さんに言っていただけるような 学校にしようとスタッフ共に決意を新たにしている。

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代表 高山和子 について

岡山県 津山市出身。英語講師。米国ドレーク大学大学院修士課程修了。帰国後、英語教育に携わり、'90年津山市にライト外語スクールを開校、本物の実力を身につけさせる指導に定評がある。国際ロータリー財団奨学生、英検1級、TOEIC 990点、国連特A級。 フル・プロファイル