今回、私は2010年度第2回国連英検特A級を受験して、無事合格することができた。 このレベルは最難関とされるレベルなので、合格通知を受け取ったときは、あまりの嬉しさに何度も飛び跳ねてしまった。合格通知書に加え、国連英検サイトに掲載される「合格体験談」を書くようにも依頼され、二重の喜びであった。 国連英検特A級に挑戦しようと決心したのは数年前、アメリカが 9・11の報復として、 国連の決議を無視し、単独でイラクに先制攻撃を仕掛けたころからだ。 大国アメリカが主導権を握っている世界で、国連はどのように世界と関わっていくべきか、また日本は世界とどう関わっていくべきかについて もっと学びたい、自分の意見が言えるようになりたいと願ったのがきっかけだ。 しかし 毎日の忙しさに埋もれてなかなか決心がつかないでいたのだが、昨年、 思い切って受験を決意した。
この国連特A級のレベルは英語の実力を試すものではなく、国際社会に対応できる人材か否かを試験するためのものである。1次の筆記試験は、限られた時間内に膨大な量のリーディングとライティング、そして2次は国連関連の試験官の方お二人と、国連の活動と国際情勢に関する約15分の面接だった。 この試験を受けることを決めてからは、国連関連の記事や 海外のニュース番組を積極的に取り入れた。 国連英検を通じて、私は 国連の活動や 国際情勢をより良く知り、それに対して自分の意見を持つ良い機会を与えていただいたと思っている。 また国連が関わる途上国の状況を知るにつれ、いかに私たちが恵まれた環境にあるかを知り、謙虚な気持ちにさせられた。 この岡山の片田舎に住んでいて自分に何ができるか分からないが、 “Think globally, act locally.” の考え方で、自分のできる範囲で国際貢献をしていきたいと願っている。