接頭語 “over” と “under” は、それぞれ「上の」「下の」の意味の他にも、名詞・形容詞・動詞の前につけて「標準よりも多く」「標準よりも少なく」という意味で 大変よく使われる便利な言葉です。 皆さんも 色々な場面で程度を表したい時、単語の前に付けて使ってみましょう。
接頭語の例
- overact (動)
(大げさに演じる) - overage (形)
(規定の年齢を超えた) - overcharge (動)
(法外な値を要求する) - overconfident (形)
(自信過剰な) - overconsumption (名)
(過度の消費) - overcook (動)
(煮すぎる、焼きすぎる) - overeducated (形) (必要以上に教育を受けた)
- overdo (動)
(演技など、やりすぎ) - overestimate (動)
(過大評価する) - overpay (動)
(支払いすぎる) - overpopulation (名)
(人口過剰) - overpriced (形)
(値段が高すぎる) - overprivileged (形)
(過度の特権を持つ) - overqualified (形)
(資格がありすぎる) - overreact (動)
(過度に反応を示す) - overstatement (名)
(誇張表現) - overweight (形)
(太りすぎの) - overwork (動)
(働きすぎる)
⇔
underact
(控えめに演じる
(控えめに演じる
⇔
underage
(未成年の)
(未成年の)
⇔
undercharge
(正価以下の請求をする)
(正価以下の請求をする)
⇔
underconfident
(自信の無い)
(自信の無い)
⇔
underconsumption
(過小消費)
(過小消費)
⇔
undercook
(生煮え、生、生焼きにする)
(生煮え、生、生焼きにする)
⇔
undereducated
(十分な教育を受けていない)
(十分な教育を受けていない)
⇔
underdo
(中途半端にする)
(中途半端にする)
⇔
underestimate
(過小評価する)
(過小評価する)
⇔
underpay
(十分な給料を払わない)
(十分な給料を払わない)
⇔
underpopulation
(過疎)
(過疎)
⇔
underpriced
(割安価格の)
(割安価格の)
⇔
underprivileged
(社会的、経済的に恵まれない)
(社会的、経済的に恵まれない)
⇔
underqualified
(資格が不十分な)
(資格が不十分な)
⇔
underreact
(気の無い反応を示す)
(気の無い反応を示す)
⇔
understatement
(控えめに言うこと)
(控えめに言うこと)
⇔
underweight
(重量不足の)
(重量不足の)
⇔
underwork
(十分働かせない)
(十分働かせない)
※ その他、"under-"で反対語を作れない単語もありますので要注意。 ※
- overload (動、名) ……………………… 荷を積みすぎる、積みすぎ
- oversensitive (形) ……………………. 過敏な
- oversleep (動) ……………………….. 寝過ごす
- overtime (名、形) ……………………… 残業、残業の
- overanxious (形) ……………………… 心配しすぎる
- overeat (動) ………………………….. 食べ過ぎる
- overcriticize (動) …………………….. 過度に批判する
- overcrowded (形) …………………….. 混雑しすぎた
- overdrink (動) ………………………… 飲みすぎ
歴史の一ページより
1940年代のイギリスの経済状態は大変悪く、国全体が不安に覆われている中、陽気にナイロンやタバコを分け与えるGI(米兵)の存在は女性たちの人気者であった。 1944年のセントラルステーションの待合室は、仕事帰りのイギリス人女性を待つGI達でごった返していた。 勿論 このような自信たっぷりの米兵の存在は、イギリス人男性にとっては鼻につくものであった。 このことから、彼らは米兵を “overpaid, overfed, oversexed and over here” と言い、米兵は自分たちよりも比較的控えめなイギリス人達を、 “underpaid, undersexed and under Eisenhower” と言ってお互いをけなしたのだそうだ。