オーストラリアの英語の特徴

2005年 6月 02日
作者: 代表 高山和子

このゴールデンウィークに短期間でしたがオーストラリアを訪問した際、現地で話されている英語を耳にすることが出来たのは大変 私にとって有意義な経験でした。 日本で使われている英語の大半が米語に偏っているのを改めて実感させられました。

日本語にも色々と方言があるように、英語においても イギリスでは英語、アメリカでは米語、ニュージーランドではニュージーランド英語、オーストラリアではオーストラリア英語、アイルランドではアイルランド英語と言う様に、ところ変われば当然のことながら発音や用法も変わってきます。 オーストラリア英語は18世紀後半にイギリスがオーストラリアを植民地とした経緯から、イギリス英語にきわめて近く 他民族の移民がもたらす異文化やメディアの影響を通じ イギリスの言語とは少し異なるオーストラリア独特の英語が形成されています。 通常オーストラリアの人の話す英語は次の3つに分類されます。

  1. Cultivated Australian Accent
    イギリスの標準音-received pronunciationにかなり近く、品格のある発音とみなされ、人口の約20%が平素これを話す。
  2. General Australian Accent
    ロンドンで聞かれる一般市民の英語に近く、人口の約70%がこれを話す。
  3. Broad Australian Accent
    オーストラリア訛りのもっとも強いもので、約10%のオーストラリア人が通常これを話すとされている。

オーストラリア出身の俳優で例を挙げるなら、Nichole Kidman やRussell CroweはGeneral Australian Accent で、”Crocodile Dundee”のPaul HoganはBroad Australian Accent の英語を話します。

世界では 色々な国の人がその国や地方独特の訛りで英語を自分の言葉として話しています。 英語は絶対にこうでなくてはだめだといったような狭い了見は捨て 私たち日本人も日本語訛りを恥じるのではなく、自信をもって自分達の言葉としての英語を話そうではありませんか。 ここではオーストラリアで使われる英語の語彙や表現の幾つかをご紹介します。


単語
プログラム
programme (program)
colour (color)
劇場
theatre (theater)
中央
centre (center)
組織する
organise (organize)
悟る
realise (realize)
隣人
neighbour (neighbor)
harbour (harbor)
エレベーター
lift (elevator)
ガソリン
petrol (gas)
セーター
jumper (sweater)
アパート
flat (apartment)
クッキー
biscuit (cookie)
Autumn (fall)
表現
こんにちは
G’day. (=Hello)
さよなら
Cheerio. (=Good bye.)
元気?
How are you going? (=How are you doing?)
bickies : お金
He’s making big bickies.
彼はうんと金儲けしている。
bloody : ひどく
You bloody fool!
このバカ野郎。
bugger : ひどい事、ひどい人、だめにする
Buggered if I know.
そんな事知ったことか。
Bugger-all.
とも言う
bushie : 田舎者
She’s a bushie.
彼女は田舎者だ。
B.Y.O. (レストランで見かける看板)
Bring Your Own (Drinks)
(自分の酒を持こむ)の略
cow : 嫌な人
He wasn’t such an old cow.
彼はそんなに悪いやつじゃなかったんだけど。
dead : まったく
I’m dead broke.
全くの文無しだ。
I’m dead beat.
まったく疲れた。
easy : たやすい
“How about that?” “I am easy, mate.”
「あれはどうだい?」 「僕はどっちでもいいよ。」

ただし女性に使うと「軽い」という意味になるので、使わないのが無難

短縮語
Footie
= football
Telly
= television
Aussie
= Australian
mate
親友
“Good on you, mate.”
“それが良いよ、君。”
“I don’t know, mate.”
“さあ知らないね。”
Info
= information
Kero
= kerosene―灯油
Cabbie
= cab driver
タクシー運転手
“さよなら”
“See ya. Catch you later.”
tea 夕食
“What would you like for tea? Is steak OK?”
“晩御飯何が食べたい? ステーキでいい?”
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代表 高山和子 について

岡山県 津山市出身。英語講師。米国ドレーク大学大学院修士課程修了。帰国後、英語教育に携わり、'90年津山市にライト外語スクールを開校、本物の実力を身につけさせる指導に定評がある。国際ロータリー財団奨学生、英検1級、TOEIC 990点、国連特A級。 フル・プロファイル