“get” で 英語をゲットしよう -Part II

2000年 4月 03日
作者: 代表 高山和子

先回は "get"はいかに会話を活気づけるかを、例文を通じて紹介させてもらった。今回はその二弾として色々な場面で、"get"を使って一日を振り返ってみよう。


例文
You get out of bed and get dressed.
まず あなたはベッドから出て、服を着る。
You get started early in the office, so you can get a lot of work done.
早く始めて、たくさん仕事をこなそうと思っている。
You are trying hard to get ahead.
出世しようと頑張ってもいる。
You want to get credit for all your work.
自分の仕事を評価してもらいたいのだ。
But you are afraid your job isn’t getting you anywhere.
でも、今の仕事では らちがあかないと思っている。
You often get frustrated, because you don’t get along with your boss.
上司ともうまくいっていないので、よく苛立つこともある。
You get overtime work and finally get off work at 9:00 and get a quick drink on the way home.
残業の後、やっと9時に仕事を終え、帰宅途中で一杯ひっかける。
You get home at 11:00 and get straight into bed.
11時に帰宅し、ベッドに直行する。

と言った具合に、色々な場面において、 "get"を使って簡素にまた簡潔にその日の行動を表すことが出来る。


最近観た映画、「ブレアウィッチ・プロジェクト ("Blair Witch Project") 」の中にも"get"がふんだんに使われ、会話をエネルギッシュなものとしていた。中でも 森で迷った学生が不安と苛立ちから、仲間を責める場面では、 "get"によって話者の不安感が体得できるようだ。また、下記からも分かるように、「する」も「される」も "get"におまかせだ。

「ブレアウィッチ・プロジェクト」からのせいふ
We got lost.
俺達、迷ったんだ。
I wanna get her going across it.
彼女に、(橋を)渡らせたいよ。
We can’t even get the fire going.
火もおこせないよ。
You got us lost. Don’t get us lost.
君のせいで 迷ったんだ。迷わせないでくれよ。
Let’s just get us home.
家に帰らせてくれよ
Let’s get packed up and get the hell out of here.
荷物をまとめて、ここからずらかろうぜ。
"get"をフルに会話に取り入れることによって、活力に満ちた動きのある表現を考えよう。こんな簡単そうにみえる単語 "get"であるが、使い方をマスターすると日常英会話の表現力が大幅にアップすること間違いなしだ。日常会話では、"get"はそれほど頻繁に使われる単語なのだ。
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代表 高山和子 について

岡山県 津山市出身。英語講師。米国ドレーク大学大学院修士課程修了。帰国後、英語教育に携わり、'90年津山市にライト外語スクールを開校、本物の実力を身につけさせる指導に定評がある。国際ロータリー財団奨学生、英検1級、TOEIC 990点、国連特A級。 フル・プロファイル