「オアシス」の特集 I

2002年 4月 07日
作者: 代表 高山和子
"Hang in there!"   「がんばってね。」
2002年4月号

4月に入り、新しい職場、学校などで 新しい事を学んだり、環境に順応したりと毎日 悪戦苦闘している方も多いと思いますが、"Hang in there!(がんばって)"   "hang"は「ぶらさがる、しがみつく」という意味で、どんな苦境にあっても しがみついて努力すると必ずや道は拓けます。 あきらめずに 頑張りましょう。

A:
My work is just too much for me.
仕事は 僕の手におえないよ。
B:
Hang in there! You’ll soon get used to it.
がんばって。 すぐに慣れるよ。


"It suits me fine."   「それで いいよ。」
2002年2月号

皆さん バレンタインデーはどうお過ごしですか。 彼と一緒に素敵なレストランでディナーを楽しむのも とてもロマンティックですね。 何かしようと提案されて、「それで 結構ですよ。」という時は、"(It) Suits me fine."と言います。 "suit"は 「適する、―に好都合である」という意味で、"It"は提案された内容を指しますが、省略してもかまいません。 皆さんも「いいですよ。」という時はこの表現を使ってみましょう。

A:
Would you like to go to a nice restaurant on Valentine’s day?
バレンタインデーに どこか素敵なレストランに行かない?
B:
Sure. Where to?
いいね。 どこに?
A:
I feel like eating French food. How about you?
フランス料理なんか食べたいわ。 あなたは?
B:
Suits me fine.
それは いいね。


"Don’t get carried away."   「調子にのらないで。」
2001年1月号

"carry away"は「(正常な判断や行動が出来なくなるほど人を)夢中にさせる、とか興奮させる」という意味で、"get carried away"で、「夢中になる、調子にのる」というように使います。 今年 成人を迎えた皆さん、やっとお酒が飲める年齢に達したからって、調子にのって飲みすぎたり はしゃぎ過ぎないようにね。

A:
Wow!! I’ve finally come of age. Now I can drink all I want.
やっと 成人になったぞ。 これで好きなだけ お酒が飲めるな。
B:
I know. But don’t get carried away.
わかってるけど、調子にのらないでよ。

A:
Let me sing one more song.
もう一曲だけ歌わせて。
B:
But you’ve been singing alone for one hour! Don’t get carried away.
でも ひとりで一時間も歌ってるでしょ。 調子にのらないでよ。


"Cheers!" "Bottoms up!"   「乾杯!」
2001年6月号

ビールの美味しい季節となりましたね。 スポーツの後に またお仕事の後に、「乾杯!」とぐいっと一杯、喉の渇きをいやすのは最高ですね。 英語では、「乾杯!」は、「喝采、歓呼、活気」を意味する "Cheers!" が一般的に使われます。  またイギリス英語では、"Bottoms up!", (bottoms はビンの底で、ビンの底を上げる、つまりビンを空にする意味から)とも言います。 皆さんも使ってみましょう。  また イギリス英語の挨拶では、"Cheers!"は「ごきげんよう。」「ありがとう。」も意味します。

A:
Here’s to the continued success of the company. Cheers!
会社の更なる発展を願って。 乾杯!
B:
Keep up the good work! Bottoms up!
頑張ってね。 乾杯!


"Give me a break!"   「いい加減にしてよ。」
2001年3月号

日常会話では、色々な場面で多用されている表現の一つです。  "break"は、「破壊、中断、休息」という意味の他にも、「慈悲、あわれみ」という意味もあり 通常 命令文で用いられます。 強い口調で言うと、「もう止めて。」というニュアンスにもなります。

A:
Your assignment for the spring vacation is to write two essays.
春休みの宿題には 論文を2つ書いてきて下さい。
B:
Oh, no. Give us a break.
えー。 いい加減にしてもらいたいな。

A:
Will you help me clean the room?
部屋の掃除 手伝ってくれる?
B:
Give me a break, will you? I just got back.

いい加減にしてよ。 今 帰ったとこなんだから。


"Who cares?"   「かまうものか。」
2000年12月号

"care" は「気にかける」という意味で、直訳すると「誰が気にかけようか。」から「誰もかまうものか。」という意味になります。 少し いらだった時によく使う表現で、語尾は下げ調子で言います。

A:
You are driving over the speed limit.
スピード制限を越えてるよ。
B:
Who cares ?
かまうもんか。

A:
You shouldn’t be smoking in here.
ここで たばこ 吸っちゃだめだよ。
B:
Who cares!
かまうもんか。


"That makes two of us."   「お互いさまだね。」
2000年9月号

"make"には 「-を構成する、-となる」という意味があり "That"(その事)は 2人とも同じ状態におく意から「お互いさま。」「私も 同じですよ。」となります。 下記を参考に使ってみましょう。

A:
I don’t like cleaning.
掃除は 嫌いなんですよ。
B:
That makes two of us . My room is always messy.
お互いさまです。 僕の 部屋もいつも 散らかってますよ。

A:
My wife gets angry if I go out drinking every night.
毎晩 飲み歩いてると妻が 怒るもんで。
B:
That makes two of us. We should go home early tonight.
お互いさまですよ。 今晩は 早く帰ったほうがいいですね。


"I couldn’t help it."   「仕方なかったんだ。」
2000年8月号

約束の時間に間に合わなかった時など、「仕方なかったんだよ。」と一言付け加える事がよくありますね。 それは 英語ではどう言えばいいでしょうか。 下の会話を参考に使ってみましょう。

A:
Why didn’t you call me last night? I waited for your call all night.
なぜ 昨晩電話くれなっかたの。 ずっと電話待ってたんだよ。
B:
Sorry. I couldn’t help it. I had to work till late.

ごめん。 仕方なかったんだ。 遅くまで 働かなきゃだめでね。

A:
Why are you late?
なんで 遅れたの。
B:
Sorry. I couldn’t help it. I was stuck in traffic.

ごめん。 仕方なかったんだ。 渋滞に巻き込まれてね。

I couldn’t help it (仕方なかったんだ。) の代わりに "I had no choice." と言ってもOK

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代表 高山和子 について

岡山県 津山市出身。英語講師。米国ドレーク大学大学院修士課程修了。帰国後、英語教育に携わり、'90年津山市にライト外語スクールを開校、本物の実力を身につけさせる指導に定評がある。国際ロータリー財団奨学生、英検1級、TOEIC 990点、国連特A級。 フル・プロファイル